ショーベタ勉強室
カルキ抜きの方法
熱帯魚を飼育する場合、一番、大切ことは水の管理です。
ここでは、ショーベタの水の管理方法を勉強してみましょう。
ベタはタイ国、チェンライから北部の地域、東南アジアなどの川、沼、田んぼなどに生息しております。
このベタから尻尾の開きぐわいを良く改良したものを簡単にひっくるめるとショーベタと云います。詳しくは別にご紹介します。
この地域の水質はあまり水量が無く泥だらけでの中で生きています。
日本の水道水は綺麗に浄化されて私たちは蛇口から飲料水として利用しておりますが、人に害の無い程度に塩素が混じってます。
熱帯魚全般に言えますが、淡水魚の魚はこの塩素を得に嫌います。
嫌いというよりは死に至らしめるぐらい水道水は危害をもたらします。
話は戻りますとベタの生息地の水質には沼地であっても、塩素は含まれておりません。
前置きはこのぐらいにしましょう。
水道水から塩素を抜く方法は市販のカルキ抜きを利用して塩素を中和させます。
市販されているカルキ抜きの中から私が推薦するのはキョーリンから販売している「速効性、液体カルキぬき」計量カップ付き500mlをお勧めいたします。
私はキョーリンの廻し者でもなく、また、一銭も頂いておりません!
利用方法
水道水 10mlに対して薬品2mlを投入し攪拌すれば出来上がりです。
ショーベタだけを飼育する場合の水槽は5L程度なので1mlを入れれば良い事になります。500回利用できます。
これでキョーリンはもうかるのかな?
簡単でしょう!! しかし、教わらないと難しく考えますよね。
では、ここからは、キョーリンの「速効性、液体カルキぬき」について実験した結果をお知らせいたします。
実験水は東京都江戸川区松江の水道水(東京都金町浄水場のおいしい水?)です。
1.水道水15Lに対して薬品3mlを入れ攪拌したバケツを用意。
2.水道水15Lだけをバケツに用意。
2つのバケツにキョーリンの薬品を3ml入れたものです。
1.のバケツに薬品を投入。
全て投入しました。
1.と2.のバケツ。経過を見守ります。
実験方法は時間経過を㈱マーフィード「塩素テスター溶液 (オルトトリジン)」で観測しました。
6時間経過後にサンプリングした水道水。
試薬を投入。
2滴投入したところです。
色の変化がわかりますか?
1.について 6時間後 0ppm
2.について 6時間後 0.2ppm 更に 15時間後 0.2ppm
1.は無色透明。2.は黄色に変色(残留塩素が確認できました。)
ここで速効性と唱っているので更にいやらしい実験開始
同様の15Lの水道水の入ったバケツに3mlを入れ攪拌し、直後、同上の計測をすると、
何と驚き、0ppm 無色透明でした。
これには、さすが「キョーリン」恐るべし、せわしない現代人の私たちに向いている液体でした。
又、一般的に水道水をバケツに汲み置きして一晩寝かせば塩素は無くなると云われておりますが?
結果残っております。
縁日で金魚を取って来て、同様に次の日に持って来た金魚を汲み置きした水に入れる事が多いと思います。
結果金魚は★になってしまいます。
私も同じことを小学生で体験しております。
以上、実験結果のご報告いたします。
これ以来、当店ではこの「速効性、液体カルキぬき」しか販売しておりません。ご安心してご利用ください。
- 2009.10.01
- 20:28
- コメント (28)
第1回 「ベタの温度管理」
初めまして、店長の武田でございます。
初めて飼育されるショーベタ、ベタについて分かりやすく丁寧に且つ少しづつ勉強して下さい。
今回は「ベタ、ショーベタの温度管理について」です。
ベタの原産の生育地はタイ国、各地の池、沼、田んぼに生息しております。
地域がら暑いと思われますが、暑いです。???。
人間も地域に慣れると暑さも寒さも段々体が対応し、過酷な地域であっても生活することが可能です。
しかし、人は衣服で調整できるので温度差が過酷でも生きて行けるのです。
ベタも同様であり、熱帯魚全般に言える事です。
前段が長くなりました。
ベタの適温は「25度前後」です。
ただし、急激な温度変化により☆になってしまいます。御注意ください。
熱帯魚は「1度の変化」を「1週間掛けて」上げ下げして順応させて行います。
ベタの場合、水替え時に注意してください。このテーマは次回とさせていただきます。
夏冬で適温環境を作るのは大変です。衣服を着ていないベタは特に夏場は大変です。
日中留守にするお部屋の温度は、リビング、お部屋等は30度を超えるでしょう。防犯が許すならば風通しして温度の上昇を食い止めましょう。
エアコンを掛けているお部屋は最高ですが、1日留守にする日などは電気代も気になります。この状況は少ないと思います。
マンションでも防犯が気になります。室内で一番涼しい場所はどこか探して頂けますか。
玄関や日の当らないお部屋の奥等いかがでしょうか。
または、暖かい温度は上の方に溜まりますので、お部屋の床上などはいかがでしょうか。
冬場はこの逆で考えく下さい。
冬場の場合は電気ヒーターを利用するのが便利だと思います。
たとえば、遠赤外線ヒーター みどり商会 ピタリ適温 2号
このような用品もございます。御利用してください。
- 2012.08.24
- 17:08
第2回 「水替えについて」
今回はベタ・ショーベタの「水替えについて」話しましょう。
水替えの方法で論点について検討します。条件として当店で飼育しております水槽が150×150×150でご紹介いたします。
1.水替えの期間。
2.水替えの量。
3.方法、
の大きく分けて3つです。
では確認して行きましょう。
1.水替えの期間
夏と冬で変わりますが、夏の場合で餌の食べ残しが無い場合で3日程度のサイクルです。又、量は2/3程度を交換します。冬の場合、餌の食べ残しが無い場合で、夏と同様ですが、若干2日程度伸ばし5日でも良いと思います。
2.水替えの量
夏場で2/3程度、冬場で1/2程度です。
3.水替えの方法は、2つあります。
先ずは、水替え方法について
水替えのみする場合は容器から水替えの量を捨てて新しい水を注入します。ベタは比較的強い魚ですが、念のためにゆっくりと水替えした方が良いでしょう。
次に水槽にコケやぬめりがある場合について。
全量をバケツ等に移し、水槽を綺麗に洗います。次に飼育していた飼育水を適量入れ、ベタを移し、新しい水を入れてください。
最後に共通の点ですが、東京等の水道水にはカルキを含んでおります。必ず新しい水はカルキ抜きしたものを使用してください。
また、新しい水替え用水の温度は現在のベタ水温と同じ適温、給湯器等でで加温してください。ベタの一番の大敵は水温の差です。
細かい点ですが、容器を洗う場合、水道より直接洗った後に用は内をカルキ抜きした水で洗い流すとより完璧です。
- 2016.07.26
- 13:33
- コメント (0)